レシピ

ミニトマトの4つの保存方法│おいしく調理できるレシピを紹介

2024年4月14日

ミニトマトをまとめ買いしたときは、適切な保存処理を行うことで、通常よりも日持ちさせることができ、美味しさそのままで食べきることができます。

 

ミニトマトの保存方法には、「常温」「冷蔵」「冷凍」「ドライトマトにする」の4つがあります。

 

いずれも、へたを取って水洗いし、それぞれの保存方法に適切な処理をするだけで簡単に行えます。

 

本記事では、4種類の保存方法と、保存したミニトマトを使用したレシピを紹介します。

 

実は簡単!ミニトマトの保存方法

ミニトマトを、おいしい状態で保存する方法は、手間なく簡単です。

 

常温、冷蔵、冷凍、ドライトマト、4つの保存方法について紹介します。

 

1.すぐに食べるときは常温保存

ミニトマトをすぐに食べる場合は、以下の方法で常温保存しましょう。

 

  • へたを取る:へたが付いたままだと雑菌が繁殖しやすく、傷みやすいので、新鮮な状態で取る。へたを取らずに保存すると、ミニトマトの呼吸量が増え、水分が蒸発してシワができ、ビタミンCが減少するため注意する。
  • 洗わずに保管:ミニトマトは洗わずに、かごやざるなど通気性のよい容器に置く。
  • 直射日光を避ける:直射日光の当たらない場所で保管する。

 

保存期間と、注意点は以下のとおりです。

 

保存期間

  • 夏場(25℃までの室温):2~3日
  • 冬場:5~7日

 

注意点

  1. 25℃を超える室温の場合は、冷蔵保存する
  2. お皿に置いたりタッパーに入れたりすると、湿気で傷みやすくなるため、通気性のよい容器で保管する

 

常温の場合はとくに、保存期間と注意点に気を付けましょう。

 

2.冷蔵保存は冷やしすぎない野菜室

ミニトマトを冷蔵保存する場合は、以下の手順で行います。

 

step
1
へたを取って水洗いする

すでに赤く熟しているミニトマトをすぐに食べない場合や、25℃を超える季節に保存する場合は、へたを取って水洗いする。

 

step
2
水分をふき取る

キッチンペーパーで丁寧に水分をふき取る。水分が残ったまま容器を密閉すると、湿気がこもってミニトマトが割れやすくなるため注意する。

 

step
3
保存容器にキッチンペーパーを敷く

タッパーや保存容器には、ミニトマトの水分を吸収しクッション代わりにキッチンペーパーを敷く。

 

step
4
ミニトマトを並べる

へた側を下に向けてミニトマトを並べる。ミニトマト同士が押し合うと、水分が中から出てしまうため詰めすぎないように注意する。

 

step
5
キッチンペーパーをかぶせて、ふたをする

保存容器の上にキッチンペーパーをかぶせ、ふたをする。

 

step
6
野菜室に入れる

ミニトマトは寒さに弱いため、冷蔵庫の温度と湿度が高めに設定されている野菜室に入れる。

 

保存期間は、7日~10日程度です。

 

上記のように洗ってから冷蔵保存しておくと、食べたいときにそのまま食べられます。

しかし、トマトは冷蔵庫から取り出した直後、冷たい状態では甘みを感じにくいことが一般的です。低温によってトマトの風味成分が活発になりにくく、甘みが抑えられるためです。

 

一方で、果糖は低温で甘く感じる傾向がありますが、トマト全体の甘みを感じるには、常温に戻してから食べる方が良いでしょう。

 

常温に戻すことで、トマトの風味が引き立ち、甘みもより感じやすくなります。

 

3.冷凍保存は簡単便利

ミニトマトをすぐに食べない場合は、鮮度が良いうちに冷凍保存することで、常温保存や冷蔵保存よりも長持ちさせることができます。

 

冷凍保存は手間も少なく、以下の手順で簡単に行えます。

 

  1. へたを取って水洗いする:ミニトマトを洗って、へたを取る
  2. 水分をふき取る:キッチンペーパーで丁寧に水分をふき取る
  3. 冷凍用保存袋に入れる:ミニトマトを冷凍用保存袋に並べる
  4. 空気を抜いて密閉する:なるべく空気を抜いてから、保存袋のジッパーを閉める
  5. 冷凍庫に入れる:保存袋を冷凍庫に入れる

 

 

保存期間

  • 約1カ月

 

注意点

  1. ミニトマト同士が押し合わないように並べ、水分が出るのを防ぐ
  2. 冷凍したミニトマトは、冷水をかけて半解凍にすると皮が簡単にむけるため、調理に便利である
  3. 解凍して出る水分にはうまみ成分が含まれているので、捨てずに料理に利用する

 

上述した方法で冷凍保存すると、皮が硬い場合や料理によって皮をむく必要がある場合でも手間が省けます。

 

4.簡単なドライトマトの作り方と保存方法

保存食として人気のドライトマトは、天日干しにすると時間がかかりますが、電子レンジを使えば手軽に作れます

 

 

ドライトマトはそのまま食べることもできる上に、料理にも使えるため試してみましょう。

 

step
1
ミニトマトを準備する

プチトマト9~12個の場合、へたを取って水洗いし、キッチンペーパーで水分をふき取ります。

 

step
2
ミニトマトを切る

ミニトマトを縦半分に切り、切り口を下にしてキッチンペーパーの上に並べ、水気を切ります。

 

step
3
耐熱皿に並べる

耐熱皿にキッチンペーパーを敷き、切り口を上にしてミニトマトを並べ、塩をまんべんなくふります(小さじ1/2~1)。

 

step
4
電子レンジで加熱

電子レンジ(600W)でラップをせずに約5分加熱します。

 

一度取り出し、水分を拭き取った後、さらに5分加熱します。水気がなくなるまでこの工程を繰り返します。

 

ミニトマトの大きさや量、電子レンジの機種によって加熱時間や塩の量を調整しましょう。

 

保存方法

  • 冷蔵保存:作ったドライトマトは冷蔵庫で約1週間保存できます。
  • 冷凍保存:ドライトマトを冷凍することで、約1カ月保存できます。
  • オイル漬け:殺菌して乾燥させたビンにドライトマトを詰め、オリーブオイルを入れてすべてが浸かるようにします。ニンニクやドライハーブを加えると、味のバリエーションを楽しめます。

 

ドライトマトはトマト料理のバリエーションを広げるためにも便利な保存食です。いろいろな料理に活用してください。

 

 

保存したミニトマトを使ったレシピ

冷凍保存したミニトマトと、ドライトマトを使用したレシピを紹介します。

 

凍ったトマト独特の食感を楽しめるものや、湯むき不要の手軽さを活かしたレシピです。

 

常温保存や冷蔵保存のトマトについては、下記の記事でお伝えしています。

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冷凍ミニトマトをアイスとしておやつ代わりに

冷凍ミニトマトを凍ったまま味わうレシピです。ガラス製の器やお気に入りのグラスに入れると、見た目も涼やかなスイーツになります。

 

材料(3人分)

  • ミニトマト:9個
  • はちみつ:大さじ1/2
  • レモン汁:小さじ1~2
  • ミント:適量

 

手順

  1. 冷凍ミニトマトを水に浸し、皮をむく
  2. 器に盛り、はちみつ・レモン汁で味付け
  3. ミントを添えて完成

 

はちみつやレモン汁の分量は目安です。トマトの甘味や酸味に合わせて調整しましょう。

 

はちみつがない場合は、メープルシロップや、グラニュー糖を代わりに使用しても、おいしくいただけます。

 

また、甘味を足した後に再び冷凍庫に入れると味がなじみ、より一層味わい深くなります。

 

冷凍ミニトマトと卵の中華風春雨スープ

冷凍ミニトマトを活用した、中華風春雨スープです。常温保存や冷蔵保存のミニトマトでつくれます。その場合、皮を湯むきしてから使いましょう。

 

 

材料(2~3人分)

  1. 冷凍ミニトマト:8個
  2. 春雨:10g
  3. 卵:1個
  4. 長ねぎ:5cm
  5. ごま油:小さじ1
  6. 水溶き片栗粉:大さじ1/2

水:600cc

しょうが:1片(しょうがチューブなら4~5cm)

★ 鶏がらスープの素:大さじ1

★ しょうゆ:小さじ1

★ 酒:大さじ1

★ こしょう:適量

 

手順

  1. 冷凍ミニトマトを水につけて解凍し、皮むきする
  2. 長ねぎを粗みじん切りにする
  3. 溶き卵をつくる
  4. 片栗粉と水を同量で溶き、水溶き片栗粉をつくる
  5. 春雨を袋の指示通りにゆでて用意する(好みの長さにしておく)
  6. 鍋にの材料を入れ、煮たてる
  7. 長ねぎと春雨を加えてさらにひと煮立ちさせる
  8. ミニトマトを加える
  9. 水溶き片栗粉でとろみをつける
  10. 溶き卵を混ぜながら入れ、卵に火が通ったら火を止める
  11. ごま油を回しかけたら完成

 

春雨が入っているので、軽食にも向いています。また、春雨なしでつくると、食事に汁物として添えてもおいしいレシピです。

 

冷凍ミニトマトとツナを使った冷製パスタ

冷凍ミニトマトのひんやり感を活かして、冷製パスタでいただくレシピです。

 

トマトのうまみを引き出すオリーブオイルと、酸味をプラスするレモン汁を使うため、さっぱり感を引き出し、夏場で食欲が落ちているときでもおいしく食べられます。

 

 

材料(1人分)

  • 冷凍ミニトマト:8個
  • ノンオイルツナ缶:70g
  • スパゲッティ:80g
  • しめじ:20g
  • たまねぎ:1/4個
  • 乾燥パセリ:少々

★ オリーブオイル:大さじ1

★ レモン汁:大さじ1/2

★ 塩:小さじ1/4

★ おろしにんにく:小さじ1/6

★ こしょう:適量

 

手順

  1. 冷凍ミニトマトを水につけて皮むきする
  2. たまねぎをみじん切りにして、水にさらす
  3. 凍ったままのトマトを半分に切る(硬いので注意する)
  4. 鍋にお湯を沸かして、スパゲッティを表示より1分程度長くゆでる
  5. スパゲッティと同時にしめじも1分程度ゆでる
  6. スパゲッティの湯を切った後流水にさらし、水気を切る
  7. ボウルにの材料を入れて混ぜ合わせる
  8. を混ぜ合わせたものに、水にさらしていたたまねぎ、ミニトマト、スパゲッティ、しめじ、ツナ缶を入れる
  9. 上記をよく混ぜ合わせたら、皿に盛る
  10. 乾燥パセリを散らして完成

 

冷凍ミニトマトは半解凍にしても、皮ごと調理しても、どちらもおいしく食べられます。好みの方法で加えるとよいでしょう。

 

ドライトマトと納豆を使ったみそ汁

ドライトマトとみそ汁は、トマトから出る酸味とうまみがみそ汁をまろやかにしながらも、さっぱりしていて相性抜群です。

 

納豆を加えることでタンパク質や鉄分などの栄養素が加わり、栄養満点の一品になります。

 

 

材料(2人分)

  • ドライトマト:6個
  • 水:300cc
  • みそ:大さじ2
  • 納豆:1パック

 

手順

  1. 鍋に水とドライトマトを入れ、沸騰させる
  2. 納豆は付属の調味料を合わせて混ぜて、先にお椀に入れておく
  3. 沸騰したら火を止めてみそを溶く
  4. 再び火をつけてひと煮立ちさせる
  5. 火を止め、納豆を入れたお椀に注いで完成

 

ドライトマトからうまみが出るので、だしは不要です。トマトのリコピンや、みそ汁と納豆に含まれる、大豆イソフラボンが摂取できます。

 

ドライトマトのオイル漬けを使ったスコーン

ドライトマトの甘味とチーズの塩気が絶妙のバランスが、朝食やおやつに最適なレシピです。

 

バジルやパクチー、パセリなどを加えて、少し高級感を楽しみながらワインのおつまみにしても楽しめます。

 

 

材料(2人分)

  • ドライトマトのオイル漬け:20g
  • ほうれん草:1/4袋
  • ベーコン:2枚
  • 粉チーズ:大さじ2
  • ホットケーキミックス:100g
  • 牛乳:20cc
  • オリーブオイル:大さじ1
  • 塩:適量

 

手順

  1. 鍋に湯を沸かし、塩とほうれん草を入れて1分ゆでる
  2. ゆでたら水にとって水気をしっかりしぼる
  3. ほうれん草を細かく刻む
  4. ドライトマトを千切りにする
  5. ベーコンを1cm幅に切る
  6. ボウルにホットケーキミックスとオリーブオイルを入れる
  7. ポロポロになるまで混ぜる
  8. 上記にドライトマト・ベーコン・粉チーズを合わせてさっと混ぜる
  9. さらに牛乳を加え、軽くこね、粉っぽい状態で止める
  10. ラップに包んで冷蔵庫で15分程度寝かせる
  11. 上記を冷蔵庫から取り出し、クッキングシートの上に乗せる
  12. 2cm程度の厚さで四角になるように伸ばす
  13. 4等分に切る
  14. 180℃に予熱したオーブンで15分焼いて完成

 

トマトとほうれん草を使っており、野菜が摂れるメニューです。

 

焼けたチーズの香ばしさが食欲をそそり、満腹感も得られます。

 

 

調理してもおいしい青果圃のミニトマト

青果圃のミニトマトは、どのような食べ方をしても品質の高さを感じられる逸品です。

 

当圃で一粒一粒丁寧に育てられた『あかしずく』は、年間を通じて糖度が高く、12月から5月にかけては11度以上、6月から11月では10度以上を保証しています。

 

フルーツのような甘さと溢れるジューシーさが、あなたの日常に特別なひと時をもたらします。

 

あまこぼれ』もまた、12月から5月にかけては糖度9.5度以上、6月から12月は糖度8.5度以上を保持し、酸味と甘みの完璧なバランスが魅力です。

 

『あかしずく』も『あまこぼれ』も、ミニトマトのへたを取り除いて出荷されるため、お届け後は水洗いするだけで、すぐにお召し上がりいただけます。

 

青果圃のミニトマトは、そのまま食べるだけでなく、冷やしてアイスとしても、また熱々の料理の中に加えても、その味わいを損なうことなく楽しめる多才な特性を持っています。

 

とくに、健康を気遣う40代以上の方や、家族への健康的な食生活を提供したいと考える親御さんにおすすめです。

 

贈り物としても大変喜ばれる青果圃のミニトマトは、美しいパッケージでお届けするため、特別な日の贈り物にも最適です。

 

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さいごに:保存したミニトマトを豊富なレシピで楽しもう

ミニトマトの主な保存方法は、常温保存・冷蔵保存・冷凍保存・ドライトマトの4種類です。

 

すぐ食べる、もしくは追熟する場合は常温保存、室温が25℃以上あるときや7~10日ほど保存したいときは冷蔵保存が向いています。

 

冷凍保存は1カ月程度保存できるうえ、冷蔵保存と変わらない手間でできるため、ミニトマトを大量に手に入れたときや、常備しておきたい人におすすめです。

 

ドライトマトにする方法は、レシピの幅が広がるため、ぜひ活用したい保存方法です。

 

本文で紹介したとおり、ミニトマトを生食する以外にも、一度保存しておくことで楽しめるレシピが多く存在します。

 

新鮮なミニトマトを手際よく保存し、料理のレパートリーを広げましょう。

 

家庭菜園でミニトマトを育てると、食べたいときに必要な分を食べることができます。ミニトマトの育て方は下記の記事でお伝えしています。

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