家庭菜園の中でも、初心者に育てやすい品種が多くあります。ミニトマトは、育て方が難しくなく、庭菜園に慣れていない人でも栽培に成功しやすい野菜のひとつです。
庭や畑がなくてもベランダなどの限られたスペースでもできる「プランター菜園」でミニトマトの栽培を始めてみましょう。
本記事では、初心者向けで味がよい人気の品種や、ミニトマトを栽培するために必要な道具を紹介します。
ミニトマトの苗木の選び方・植え付け・誘引・水やり・わき芽かき・収穫のタイミングから、注意すべき病気や虫など、育て方についても詳しくお伝えします。
ミニトマトを育てる初心者に必要な知識を紹介
ミニトマトは丈夫で育てやすく、苗木から植えるとおよそ2カ月で収穫できる野菜です。
ここでは、品種や栽培時期、向いている温度など、ミニトマトを育てるにあたって、必要な知識を紹介します。
初心者向き!育てやすいミニトマトの品種
数あるミニトマトの中から、とくに、初心者にも育てやすい品種「アイコ」「ミニキャロル」「千果」「ピンキー」を紹介します。
味や形などの特徴を把握して、好みのミニトマトを育てましょう。
アイコ
- プラム型で甘い品種
- 果肉が厚く歯ごたえがあり、ジューシーな食感
- 皮が硬めで裂果しにくく、育てやすい
- 平均果重は18~25g
- アイコよりも一回り小さく、扱いやすい「とってもアイコ」は特に初心者向け
ミニキャロル
- 丸形で甘い品種
- 病気に強く花も実もよく付き、裂果が少なく育てやすい
- 平均果重は15~20g
- イエロー・オレンジ・ロゼ・ムーン・スターなどさまざまな品種がある
千果
- 丸形でアイコやミニキャロルに比べるとやや小さめの品種
- 甘みが強く肉質が緻密、味ののりがよい
- 少ない株数でもたくさん収穫できる
- 平均果重は15~20g
ピンキー
- 丸形で薄皮、甘さと酸味のバランスがよい品種
- プリっとした食感、フルーツ感覚で食べられる
- 病気に強いうえ果房の本数が多いため、初心者でも育てやすい
- 平均果重は約20g
育てやすさとおいしさを両立している4つ品種は、ミニトマトの菜園が初めての人におすすめです。
ミニトマトの栽培時期と収穫のタイミング
ミニトマトの栽培時期は、種まきから育てる場合は3~4月、苗木を植え付けるなら4月下旬~6月が向いています。
家庭菜園で取り扱う野菜は、水や温度管理が必要になります。
ミニトマトを種から育てる場合、苗木に育つまで日にちがかかることから、菜園に慣れていない初心者は、水や温度の管理がうまくできずに、育てていく過程で枯らしてしまう場合があります。
水や温度の管理に自信がない菜園初心者は、ミニトマトを種から育てるのではなく苗木を購入して育てるのがおすすめです。
ミニトマトは寒さに弱いため、苗木を準備する際は、霜の降りる時期を避けて購入しプランターに植え付けましょう。
一般的なミニトマトは、開花してから50日程度で収穫可能になり、種まきや苗木を植え付ける時期から計算すると、7~8月が収穫期になります。
一方で、地域や気温差によって収穫時期は異なるため、様子を見ながら育てましょう。ミニトマトの栽培に適した温度については、以下でお伝えします。
ミニトマトに最適な温度と日当たりの条件
ミニトマトは20~30℃の気温で、日当たりと風通しがよい場所で育てましょう。
ミニトマトの生育限界は15℃といわれています。ミニトマトを植え付けた後に気温が下がる場合、不織布などで覆ったり、暖かい場所に移動させたりすることが必要です。
5時間以上、太陽光をミニトマトに当てるとよく育つため、朝や日中は日当たりのよい場所に置きましょう。
ミニトマトは、湿気に弱いため風通しがよい場所で育てますが、ベランダの室外機の場所を考慮して配置します。
ミニトマトが、室外機から出る温風に直接当たってしまうと、土が乾燥してしまうため、実が弱ってしまいます。
プランター菜園であれば、ミニトマトにとって最適な温度と日当たり、風通しを確保するために簡単に場所を移動することができます。
ミニトマトを栽培するために準備するもの
ミニトマトを栽培するには、プランター・用土・苗木・支柱が必要ですが、最初は、どれを選んでよいのかわからないものです。
以下では、栽培に必要な用土や道具の選び方についてお伝えします。
大きさと深さがあるプランター
ミニトマトをプランターで育てる場合、水はけがよく、大きさと深さがあるものを選びましょう。
ミニトマトを植え付けるときは、1株につき直径30cm、深さ30cmほど必要になります。植える株数に合わせて、余裕のある大きさのプランターを選びましょう。
また、ミニトマトは湿気が多すぎると、枯れたり病気になったりする可能性が高まるため、注意が必要です。
ミニトマトを湿気から守るために、水はけのよいつくりのプランターを選びます。底の形状が網目になっているタイプや、すのこがついているタイプなどがよいといえます。
真ん中だけに穴が開いているタイプのプランターは、水はけの面では上記のタイプに劣ります。別途鉢底石や網などがを用意し、水はけをよくする工夫をしましょう。
プランターを用意する際は、ミニトマトが根を伸ばすための充分な大きさと深さがあり、水はけがよいものを選びましょう。
野菜・トマト専用の用土と肥料
ミニトマトをはじめとする野菜を育てる土は、排水性・保水性・通気性・保肥性に優れている必要があります。
家庭菜園に慣れている人なら、自分で土を配合する方法もありますが、初心者は市販の野菜培用土や、トマト専用の用土を使うと手軽で安心です。
野菜培養土には、チッソ・リン酸・カリなど、野菜を育てる際に必要になる、基本的な肥料分が含まれています。トマト専用の用土なら、ミニトマト栽培に必要なカルシウムなども配合されています。
また、ミニトマトを育てているうちに、用土に配合されている養分が流れてしまうため、追肥用の肥料も必要です。用土と同じく、野菜・トマト用の肥料を用意しましょう。
鉢底石・苗木・支柱・ひも・じょうろ・スコップ
プランターや用土のほかに必要な道具を紹介します。鉢底石・苗木・支柱・ひも・じょうろ・はさみ・スコップが必要です。
- 鉢底石
- 苗木
- 支柱(長さ150~180cm程度)
- ひも(ビニールひもや麻ひもなど。誘引クリップでもよい)
- じょうろ(ハス口のついたもの)
- 園芸用はさみ
- 園芸用スコップ
鉢底石はプランターに土を入れる際、水はけをよくするために使います。
支柱はミニトマトの「誘引」のために、1株につき1本必要です。品種によりますが、多くのミニトマトは1.5mほどの高さまで成長します。ミニトマトを支えるために支柱を立て、ひもでくくりつけるのです。
洗濯ばさみのような形をした誘引クリップなら、結ぶ手間がかかりません。
苗木の詳しい選び方については後述します。
ミニトマトの苗木の選び方
ミニトマトの苗木は、ホームセンターや園芸店、ネットショップなどで購入できます。苗木の選び方についてお伝えします。
なお、ミニトマトは寒さに弱いため、植え付ける時期は最低気温が13度を超える、暖かい時期になってから植え付けましょう。
ミニトマト栽培初心者は接木苗を選ぶ
ミニトマトをはじめとする野菜の苗木には、自根苗と接木苗があります。
ミニトマト栽培初心者の場合、自根苗よりも耐病性に優れている接木苗を選ぶといいでしょう。
自根苗:種から育てた苗木
自根苗とは、種から育てた苗木のことです。
接木苗に比べると値段が安い反面、病気に弱い点がデメリットですが、プランターに新しい土を入れて栽培する場合は、自根苗でも十分とされています。
接木苗:ほかの植物の茎を接木した苗木
接木苗は、自根苗の茎を切り、病気に強いほかの植物の茎を接木した苗木です。
耐病性に優れており、生育がよいなどのメリットがありますが、自根苗に比べて手間がかかっているぶん、値段が高い点がデメリットといえます。
連作障害に注意
作物を育てるときは、連作障害に注意しましょう。連作障害とは、同じ土壌で同じ科(分類)の野菜を育てると土壌の成分のバランスが崩れて起きる障害のことをいいます。
同じ科とは、野菜の分類のことを指し、ミニトマトはナス科にあたります。ミニトマトと同じナス科であるナスやピーマンなどの野菜と同じ土壌で栽培を続けると、連作障害が起きてしまう可能性があります。
連作障害が起きると、育てている作物の好む菌や病害虫が発生し、特有の病気にかかりやすくなり、収量が落ちる原因になります。
対して、新しい土を使用して栽培する場合は、連作障害の心配はなくとも、育てている間にまったく病気にならないわけではありません。
単体で栽培する場合でも、土壌の成分に配慮して、ミニトマトが病気にならないように注意しながら育てていきましょう。
茎ががっちりして葉が濃い緑色の苗木を選ぶ
ミニトマトの苗木を購入する際は、元気で育てやすい苗木を選び方をお伝えします。
- 茎:がっしりしていて太め
- 葉:濃い緑色でハリがある
- 節:間延びせずに節間が短い
茎が細く張りがなく弱々しい見た目で、節が間延びしているものは避けましょう。
葉の状態は、ギザギザの本葉が7枚以上ついており、濃い緑色でハリのあるものが元気に育つ苗木です。
葉に斑点がある苗木は病気になっている可能性が高いため、ほかの苗木を選びましょう。
また葉に虫食いの形跡がある苗木や、虫がついている苗木も避けます。
がっしりした茎をしており、鮮やかな色で厚みがある葉を付けた、健康で勢いのある生育具合の苗木を選びましょう。
1番花がついている苗木を選ぶ
ミニトマトの苗木を選ぶ際は、1番花がついているかチェックします。1番花とは、1つの株の中で最初についた花のことです。
ミニトマトの植え付けは、1番花が咲く頃が適しています。1番花がついている苗木は、植え付けどきだと判断できます。
また、1番花に着果するか否かは、ミニトマトの栽培で非常に大切な過程でもあります。
1番花に着果しなかった場合、ミニトマトは葉や茎の成長を優先させますが、着果すれば、花と実の付きがよくなります。
ミニトマトの苗木を購入する際は、1番花がついている苗木を選びましょう。
ミニトマトの上手な育て方
ミニトマトの植え付け方法から水やり、わき芽かきなど、育て方を紹介します。こまめに世話をして、おいしいミニトマトの収穫をめざしましょう。
ミニトマトを植え付ける
まずは、プランターに野菜・トマト用の用土をセッティングしてから、ミニトマトの根鉢を植え付けます。
- プランターの底にある穴を鉢底ネットでふさぎ、鉢底石を敷く
- プランターに土を入れる
- 根鉢を入れると土よりもやや高めか、同じ高さになる深さの穴を掘る
- 穴に根鉢を入れ、土をかぶせる
- ミニトマトが倒れないように、土を寄せる
- プランターの底から流れるまで水を与える
根鉢とは、買ってきた苗木をポットから抜き取り、根と土がついた状態のものをさします。
野菜・トマト用の用土を使用している場合は、肥料は不要なため、以上で植え付けは完了です。
対して、野菜・トマト用以外の土を使っている場合は、説明書の記載どおりに「野菜・トマト用の肥料」を与えましょう。
支柱を立てて誘引する
ミニトマトを植え付けたら、支柱を立てて誘引します。植え付け直後に行っておくと、ミニトマトが安定するため、早く根付きます。
- 苗木のそばに支柱を立てる
- 苗木と支柱をひもで8の字にゆるく結ぶ
支柱が倒れないように、しっかりと土に打ち込みましょう。
ミニトマトが倒れないように固定することが大切ですが、ひもできつく支柱にしばりつけてしまうと、茎の傷みにつながります。
支柱と茎の間にゆとりを持たせるように、ゆるく結ぶのがポイントです。
土が乾いたら午前中に水やりをする
ミニトマトは土が若干乾燥している状態を好むため、毎日の水やりは必要ありません。プランターの土が乾いてきたら、午前中に水をやりましょう。
日中に水やりをすると、太陽熱によって温度が上昇するため、ミニトマトが弱りやすくなります。
必ず、土の温度が上がりきっていない午前中に水をやりましょう。与える量は、プランターの底から水が出てくる程度です。
なお、真夏はプランターの土が乾きやすいため、早朝と夕方の2回、水やりが必要です。夕方は朝よりも水の量を控えめにします。
水が不足すると葉の先端がしおれてくるため、ミニトマトの様子を見ながら、適宜水やりをしましょう。
ミニトマトは湿度に弱く、土が濡れた状態が続くと病気の原因になります。水のやりすぎだけでなく、雨にも注意が必要です。
雨が降ってきたら、直接ミニトマトに当たらない場所にプランターを移動しましょう。
一番花の実が成長してきたら追肥する
最初に野菜・トマト用の用土にミニトマトを植えても、水やりをしているうちに栄養が流れていくため、追肥が必要です。
追肥のタイミングは、一番花の実が成長してきたころ、目安として5月下旬~7月下旬頃です。
一番花の実の成長を目安に、ミニトマトの生育状況を見ながら、肥料を与えましょう。
肥料をあげすぎているケース
- 茎がしっかりしすぎており、太い(1.5cm以上)
- 葉が内側に丸まり、表面がデコボコ(チッソ過多の可能性)
肥料が不足しているケース
- 茎が細く弱々しい
- 葉が上向きでY字型(チッソ不足の可能性)
- 葉の色が黄色っぽい(チッソ不足の可能性)
肥料がちょうどよいミニトマトは、茎の太さが約1cmで、葉がやや下向きの状態です。
一番花の実が成長してきたころから生育具合に注目し、タイミングを見計らって肥料を与えましょう。
週に2~3日程度の頻度でわき芽かきをする
ミニトマトはわき芽を多く出すため、週に2~3日程度の頻度でわき芽かきが必要です。
わき芽とは、ミニトマトの茎についた葉の付け根から出てくる芽をさします。わき芽を摘み取ることを、わき芽かきといいます。
わき芽かきをしないと、葉が茂りすぎて養分が取られてしまううえに、風通しや日当たりが悪くなります。すると、湿気がこもって病気や虫の原因になってしまうため注意しましょう。
おいしいミニトマトを実らせるためにも、わき芽が小さいうちにこまめに摘み取ります。わき芽の付け根を押さえて、先端を持ってちぎると簡単に手で摘み取れます。
わき芽かきをした部分が乾きやすいように、晴れた日に行いましょう。
ミニトマトが真っ赤になったら収穫する
ミニトマトを収穫するタイミングは、へた付近の部分まで赤くなったころです。夜中に実に養分を蓄えるため、早朝に収穫すると、栄養たっぷりのミニトマトが収穫できます。
へた付近の実までしっかり赤くなっており、がくが反り返って丸まっている状態が収穫に適しています。
収穫のタイミングが遅くなると、実が割れる「裂果」を起こしてしまうため、注意が必要です。
ミニトマトが色づいてきたら毎日様子を見て、適切なタイミングになったら収穫しましょう。
なお、ミニトマトは1シーズンで枯れるので、葉が枯れた部分はカットし、実が収穫できなくなったら苗木を抜きます。
初めてのミニトマト栽培に成功したら、甘くておいしいミニトマトの栽培に挑戦するのはいかがでしょうか。下記の記事で紹介しています。
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ミニトマトを育てるときの注意事項
ミニトマトを育てているときは、病気や虫に注意が必要です。
ここでは、ミニトマトの代表的な病気や、食害にあいやすい虫について紹介します。
うどんこ病・青枯病・尻腐れ症などの病気
ミニトマトに発生しやすい病気は、主に高温多湿や水のやりすぎ、栄養素の過不足で起こりやすいため、適切に管理をすることで予防できます。
【うどんこ病】
- 葉の部分に白い粉状のカビが発生する病気
- 高温多湿の場所で多くみられる
- 対処法は感染した葉を取り除く・薬剤散布
【青枯病】
- ミニトマトが突然萎えて枯れてしまう病気
- 土の水分が過剰になると発生しやすい
- 対処法は発病したミニトマトをすぐに抜く
【尻腐れ症】
- 果実のお尻が黒ずむ病気
- カルシウム不足・水分不足で発症しやすい
- 対処法は発病した実を除去し、カルシウム肥料を追肥
うどんこ病・青枯病は湿気が原因ですが、尻腐れ症は水分不足で発症します。適切な水やりをするために、ミニトマトの生育状況をしっかり確認しましょう。
アブラムシ・ハダニ類・オオタバコガ・カメムシなどの虫
ミニトマトの世話をしているときに、虫がついていないかどうか入念に確認しましょう。アブラムシ・ハダニ類・カメムシなどの虫は、ミニトマトを台無しにしてしまうためです。
【アブラムシ】
- 集団でミニトマトを食べる
- ウイルス性の病気をもたらして、ミニトマトを弱らせるケースもある
- 対処法は手でつぶすか、薬剤の使用
【ハダニ類】
- 体長0.5mm程度なので肉眼で確認しづらい
- 葉の裏側で生息してミニトマトの養分を吸い取り、枯らしてしまう
- 対処法は手でそぎ落とすか薬剤の使用
【オオタバコガ】
- オオタバコガの幼虫が実の内部に潜り込んで食べてしまう
- 実に穴が開いていたら被害にあっている可能性が高い
- 幼虫が1匹でも複数の実が食害にあう
【カメムシ】
- 葉や実りたての実の汁を吸う
- カメムシの食害にあったミニトマトは、内部がスポンジ状になる
- 汁を吸われた部分が変色・変形する
- 実に細い針で刺したような小さな穴が開いていたら、被害にあっている可能性が高い
アブラムシ・ハダニ類は主に葉、オオタバコガ・カメムシは主に実に被害をもたらします。被害にあわないためにも、病気同様、ミニトマトの世話をする際に虫がいないかを入念に確認しましょう。
下記の記事では、病気や虫が原因で、ミニトマトが黒っぽくなる原因についてお伝えしています。あわせてご覧ください。
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こだわり製法の青果圃のミニトマト
青果圃のミニトマトは、最先端の『ANSポット栽培システム』を採用し、那須高原の清らかな環境下で愛情を込めて育てられています。
この独自の栽培方法は、トマト本来の甘さと栄養を最大限に引き出すことをめざしています。
当圃で育つ『あかしずく』の糖度は、12月から5月は11度以上、6月から11月は10度以上を保証しています。
『あまこぼれ』の糖度は、12月から5月は9.5度以上、6月から11月は8.5度以上の甘みと酸味のバランスが特徴です。
あかしずく・あまこぼれミニトマトは、糖度選果機による全粒測定を行い、一粒一粒の糖度を確認してから出荷されるため、品質は絶対の自信をもってお届けします。
また、『あまこぼれ』から作られるトマトジュースは、完全無添加で、トマト本来の風味を損なわないよう最低限の加熱処理を施しています。
青果圃のトマトジュースは、トマトの深い味わいとさらっとした飲み心地が特徴で、自分へのご褒美や大切な人への贈り物に最適です。
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ミニトマト育て方に関するよくある質問と回答
ミニトマト育て方のよくある質問と回答を、栽培の基本的なガイドラインからまとめました。
気候や土壌の状態や栽培環境などによって、適切な管理方法は異なる場合があります。栽培j環境を考慮しながら、参考にしてください。
質問1.ミニトマトの種まきはいつ行うとよいですか?
回答: ミニトマトの種まきは、春の温かくなり始めた頃が適切です。
具体的には、霜が降りなくなった3月下旬から4月にかけて行うとよいでしょう。
質問2.ミニトマトの苗を植える際の間隔はどのくらい必要ですか?
回答: ミニトマトの苗を植える際は、互いに30~40cm程度の間隔を目安に植えるとよいでしょう。
間隔を空けることで、十分な日光が苗に当たり、風通しも良くなります。
質問3.ミニトマトの水やりはどのように行うべきですか?
回答: ミニトマトは土が若干乾燥している状態を好むため、土が乾いてきたら、午前中に水を与えます。
与える量は、プランターの底から水が出てくる程度です。
真夏はプランターの土が乾きやすいため、早朝と夕方の2回、水やりを行いましょう。
しかし、過湿は病気の原因になるため注意が必要です。
質問4.ミニトマトに必要な肥料は何ですか?
回答: ミニトマトには、チッソ・リン酸・カリ・カルシウムが必要で、排水性・保水性・通気性・保肥性に優れている肥料が適しています。
野菜を育てる際の、基本的な肥料分が含まれている市販の野菜培用土や、トマト専用の用土が市販されています。
肥料は定期的に与えることが大切です。
質問5.ミニトマトの害虫や病気対策にはどのようなことができますか?
回答: ミニトマトの病気や害虫を防ぐためには、適切な水やりや肥料の管理、通風良好な環境を保つことが重要です。
また、アブラムシやハダニなどの害虫が見つかった場合は、手でつぶす・そぎ落とすか、適切な薬剤で対処することが必要です。
質問6.ミニトマトの収穫時期はいつですか?
回答: ミニトマトの収穫時期は、果実がへた付近の部分まで赤く色づいて、がくが反り返って丸まっている状態になったときです。
一般的には、開花してから50日程度で収穫可能になります。
種まきや苗木を植え付ける時期から計算すると、7~8月が収穫期です。
初めてのミニトマト栽培を成功させよう
ミニトマトは、ほかの野菜にくらべて比較的丈夫で育てやすいため、家庭菜園が初めての人にも向いているといわれています。
初心者でも育てやすい品種、アイコ・ミニキャロル・千果・ピンキーの中から選び、水やりや湿度管理に注意することで、真っ赤で美味しそうなミニトマトが収穫できるでしょう。
栄養たっぷりのミニトマトを育てるためには、追肥やわき芽かきなどのお手入れも必要です。
病気や虫にいち早く気付くためにも、手を掛けながらミニトマトの様子をしっかり観察しましょう。
ミニトマトの栽培は、初心者向けの品種を選びていねいに世話をすることで成長を楽しめます。
ミニトマトが収穫できたら、おいしい状態で保存しましょう。下記の記事では、ミニトマトの保存に最適な方法をお伝えしています。
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ミニトマトをまとめ買いしたときは、適切な保存処理を行うことで、通常よりも日持ちさせることができ、美味しさそのままで食べきることができます。 ミニトマトの保存方法には、「常温」「冷蔵」「冷 ...
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